富士銀行 創業の地
ふじぎんこうそうぎょうのち
日本の道路の基点となっている 日本橋の北詰から, 日本橋川にそって 蠣殻町に抜ける道路があるが, この途中の 江戸橋の近くに みずほ銀行小舟町支店がある。この建物の向かって右側の植込みに 記念碑が建っている。
1864年(元治元年)に安田善次郎が人形町通乗物町にて安田屋を始め、海苔・鰹節・砂糖の小売と両替する。1866年(慶応2年)には小舟町に移転、両替専門「安田商店」となり、1876年(明治9年)に第三国立銀行が同じ場所に開業。1880年(明治13年)に合本安田銀行が開業。第三銀行は1923年(大正12年)に安田銀行・第三銀行を含む11行が合併して保善銀行を創立するまで同じ場所にあった。保善銀行は、同年の内に安田銀行と改称。
ここはかつて「富士銀行小舟町支店」だったが, 2002年4月に 富士銀・第一勧銀・興銀が 合併して「みずほ銀行小舟町支店」となった。
現在の支店がはいっている建物は 合併の2年前に建てたばかりで, 建物の名前には 今でも「小舟町富士プラザ」 という名前が残っている。小舟町町会が毎年お正月に鏡開きをする場所にもなっている。
写真
碑文
富士銀行創業の地
明治13年1月1日(1880年)
合本安田銀行(現在の富士銀行)は
この地で開業いたしました平成8年6月 店舗新築を記念して
富士銀行 頭取 橋本 徹