日本 舶用 ディーゼル機関 発祥之地
はくようでぃーぜるきかんはっしょうのち
京浜東北線・東急 目黒線・池上線 蒲田駅から南に進み, 環八通りを横切ると蒲田本町一丁目団地という 中層住宅団地がある。この団地の内側, 中庭のように住宅棟に囲まれ2号棟前の植込みに隠れるように, この石碑が建っている。この住宅団地のある場所は, 新潟鐵工の工場のあった場所。
大正10年(1921) この地に 新潟鐵工所蒲田工場が建設され, 日本初の船舶用ディーセル機関が誕生した。昭和51年(1976) 工場は群馬県に移転, 工場敷地は公団に売却された。さらに平成13年(2001) には 新潟鉄工は 会社更生法を申請をして倒産した。
令和4年(2022) に訪問したところ、植え込みが改装されすっきりして、設置位置は少し西寄りとなっていた。碑の汚れもきれいになっていた。
写真
碑文
日本舶用ディーゼル機關發祥之地
株式會社新潟鐵工所
大正八年七月 工場建設 (一九一九)
昭和五十一年十月まで (一九七六)蒲田内燃機工場としてディーゼル機関の製作
昭和五十一年十二月 (一九七六)
当工場を群馬県太田市へ移転
昭和五十四年三月吉日
株式會社 新潟鐵工所
取締役社長 野島 富雄