市川 電信 電話 創業の地

いちかわでんしんでんわそうぎょうのち

京成電鉄 国府台こうのだい駅から 南に250m。国道14号千葉街道の“市川広小路”交差点と国府台駅のほぼ中間。道路の西側は工場跡地で現在は更地になっていてフェンスで囲まれているが、その間に古びた碑が建っている。

明治9年(1876) この地に市川郵便局が開設され, 明治40年(1907) から電報の, 大正5年(1916) から電話交換の業務を開始。昭和20年(1945) に郵便局は現在地(市川市平田)に移転した。

その後, 昭和30年(1955) になって, この地は 山崎製パンの工場となったが昭和41年(1966) に閉鎖され, その後は更地のままになっている。

石碑は三段構造になっていて, 上部に 初期の手回し電話機のレリーフ, 中央に「市川電信電話創業の地」のプレート, 下段に 碑文が書かれている。
工場跡地の背後は江戸川で, 千葉街道の市川橋が見える。


長らく空き地だった当地には、平成26年(2014) 頃から工事が始まり、食品加工会社の研究所が建った。

碑は、レリーフと縦並びの起立型だった台座から丁寧にはずされ、レリーフと共に横並びにして横たえられている。石碑文はもともと傷みがあるように見えていたが、書体を含めすっかりコピーされ、3枚になっていたものが1枚の碑版に再レイアウトされた。オリジナルがどうなったのかは不詳。

写真

  • 市川電信電話創業の地(2007).
  • 市川電信電話創業の地 レリーフ部(2007)
  • 国府台駅
  • 市川電信電話創業の地(2018)
  • 市川電信電話創業の地(2018)
  • 山パンクリセン

碑文

市川電信電話創業の地

電報は明治40年(1907)3月31日
電話交換は大正5年(1916)12月16日
この地(旧市川郵便局跡)において
はじめて取扱われました

日本電信電話公社

昭和53年12月16日建立
    市川電報電話局

(協賛)

  • 市川商工会議所
  • 市川市観光協会
  • 山崎製パン株式会社

地図

地図

市川市市川3丁目 付近 [ストリートビュー]