市川 電信 電話 創業の地
いちかわでんしんでんわそうぎょうのち
京成電鉄
明治9年(1876) この地に市川郵便局が開設され, 明治40年(1907) から電報の, 大正5年(1916) から電話交換の業務を開始。昭和20年(1945) に郵便局は現在地(市川市平田)に移転した。
その後, 昭和30年(1955) になって, この地は 山崎製パンの工場となったが昭和41年(1966) に閉鎖され, その後は更地のままになっている。
石碑は三段構造になっていて, 上部に 初期の手回し電話機のレリーフ, 中央に「市川電信電話創業の地」のプレート, 下段に 碑文が書かれている。
工場跡地の背後は江戸川で, 千葉街道の市川橋が見える。
長らく空き地だった当地には、平成26年(2014) 頃から工事が始まり、食品加工会社の研究所が建った。
碑は、レリーフと縦並びの起立型だった台座から丁寧にはずされ、レリーフと共に横並びにして横たえられている。石碑文はもともと傷みがあるように見えていたが、書体を含めすっかりコピーされ、3枚になっていたものが1枚の碑版に再レイアウトされた。オリジナルがどうなったのかは不詳。
写真
碑文
市川電信電話創業の地
電報は明治40年(1907)3月31日
電話交換は大正5年(1916)12月16日
この地(旧市川郵便局跡)において
はじめて取扱われました日本電信電話公社
昭和53年12月16日建立
市川電報電話局(協賛)
- 市川商工会議所
- 市川市観光協会
- 山崎製パン株式会社