日本 学生 陸上 競技 発祥の地

にっぽんがくせいりくじょうきょうぎはっしょうのち

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撮影:
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北海道大学 陸上競技場(札幌市北区北17条西13丁目)敷地隅にステンレスの表示が設置された。令和5年(2023) に設置されたが、翌年には直前にフェンスが設置され見づらくなっている。

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写真


碑文

日本学生陸上競技発祥の地

札幌農学校遊戯会と新渡戸稲造

新渡戸稲造によるスケッチ(明治11年)
(略)

北海道大学の前身である札幌農学校が明治9(1976)年に創立されてから3年目、明治11(1878)年に札幌農学校外国人教師ペンハローとホイラーにより、彼らの出身であるマサチューセッツ農科大学で行われていたアスレチック・ミーティングを模して、「第1回札幌農学校遊戯会」が開催された。この「遊戯会」が令和元(2019)年6月15日付で日本学生陸上競技連合より栄誉ある「日本学生陸上競技の発祥」であると認められた。これを記念し、また北海道大学陸上競技部創部100周年を記念して、ここに「記念碑」を建立するものである。
発祥の地居着いては、胡紺野哲朗氏(北海道大学陸上競技部OB・元羊蹄会会長)の研究によれば、この「遊戯会」は現在の北海道庁敷地より広大であった開拓使本庁舎敷地の南端(現在の札幌市中央区北1条西4~6丁目、札幌グランドホテル、札幌方面中央警察署、北菓楼札幌本館、日本赤十字社北海道支部、北海道放送(HBC)の連続敷地)で行われたことが特定されている。
この第1回遊戯会では、正式の陸上競技種目(90m短距離走、1.6km中距離走、走り幅跳び、走り高跳び、立ち幅跳び)のほか、レクリエーション種目として、二人三脚、片脚競争、綱引き、ポテトレース、サックレース等が行われ、札幌市民、開拓使行政役人、札幌農学校教師と学生が共に楽しんだスポーツ行事として注目された。遊戯会に参加した札幌農学校2期生の新渡戸稲造は、故郷岩手県の父母宛に「遊戯会」の内容について詳細な図入りの手紙を送っており、当時を知る貴重な資料となっている。この「遊戯会」は、以後現在の時計台周辺(札幌農学校敷地)等に場所を変えながら発展し、札幌市民の春の名物行事として続いたが、大正11(1923)年に北海道帝国大学に文武会(現在の体育会)が発足し、遊戯会は陸上競技部となって発展的に解消された。

北海道大学陸上競技部
創部100周年記念事業実行委員会
令和5(2023)年9月30日

地図

地図

札幌市北区北17条西13丁目 付近