ハマの街灯 点火の地

はまのがいとうてんかのち

京浜東北根岸線 関内駅 北口から350m、市営地下鉄 関内駅 9番出口からなら50mほどにある勝烈庵(中区常盤町5-58-2)の玄関脇に碑が建つ。

街灯が横浜に点いたのは、明治5年(1872) のガス灯が最初だ。その後、明治23年(1890) に電灯の街灯が灯った。碑文に「この街灯は」とあるので見渡してみると、店先にある街灯だけ瀟洒なデザインだ。この街灯設置の説明として店主が敷地内に建碑したものだろうか。

700本の街灯が灯ったとの記述が多く見られるが、街灯を含む700の電灯ではないかと思われる。

なお、石碑が上下半分くらいに折れたような痕跡があるのは勝烈庵店主にでも訊ねてみねばわからない。

写真

  • ハマの街灯点火の地
  • ハマの街灯点火の地 側面 碑文
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碑文

ハマの街灯奌火の地

昭和四十年六月 建之

勝烈庵

ハマの街灯点火の地(常盤町)

明治二十三年十月一日、初めて横浜市内七百の電灯と街灯が一斉につきました。この街灯は山下公園の門灯でした。同公園に埋もれていたのを、電力の産みの親、横浜共同電灯株式会社跡の常盤町に復活させました。古きよき時代をしのんで頂けたら‥‥‥‥と存じます。

勝烈庵主

地図

地図

中区常盤町 付近 [ストリートビュー]