ハルニレの 森づくり 発祥の地

はるにれのもりづくりはっしょうのち

学園都市線 百合が原駅の東500m。百合ヶ原公園(北区百合が原公園210)内の“緑のセンター”裏手に広々とした“芝生広場”がある。広場の北側に「ハルニレの森」があって、看板と並んで北区役所が設置した「ハルニレの森づくり発祥の地」の説明板が建っている。

札幌市北区では、21世紀に向けた個性あるまちづくり事業の一環として、平成2年(1990) にここ百合が原公園で「ハルニレの森記念植樹祭」が行われ、200本のハルニレを植樹し、北区で最初の「ハルニレの森」となった。

ハルニレ(春楡)はニレ科の落葉高木で、単に“ニレ”と呼ばれたりもするが、英語名の“エルム”の方がよく知られている。ほぼ全国の山地などに分布するが、北海道では平地にも多く、札幌はもともと豊平川の扇状地上に位置するためハルニレが多かった。北海道大学は「エルムの学園」とも呼ばれ、キャンパス内には開校当時からの立派なハルニレの巨木が多く残されていて、芝生との組合せがとりわけ美しい。

写真

  • ハルニレの森づくり発祥の地
  • ハルニレの森づくり発祥の地
  • ハルニレの森づくり発祥の地

碑文

北区歴史と文化の八十八選

ハルニレの森づくり発祥の地

 「ハルニレの森とライラック」と「歴史と文化の八十八選」の2本柱で平成2年にスタートした「北区の個性あるまちづくり事業」。
 この百合が原公園では, 毎年10月6日に「ハルニレの森記念植樹祭」が行われ, 多くの区民が集い200本のハルニレの木を植樹。
 区民のふれあいの場として, さらには, 次代を担う子供たちの成長に合わせるように立派な森を形成し, 後世に受け継がれていくことを願って造成された, 北区で最初の「ハルニレの森」である。

平成16年4月
札幌市北区役所

地図

地図

札幌市北区百合が原公園 付近