公民館 発祥之地(西予)
こうみんかんはっしょうのち
予讃線 下宇和駅から北に4.6km、松山自動車道 E56 西予宇和I.C.から北に3.2km、田之筋地域づくり活動センター(西予市宇和町新城979) 前に石碑が建つ。
田之筋村の時代から、村民の知性開発と健康促進を目指す社会教育が盛んであった。昭和21年(1946) 、公民館設置について文部次官通牒が出されると、田野中にあった養蚕室を青年団が購入し、青年団員や壮年層らの労力奉仕によって現在地へ移築した。これを「健民館」と名付け、公民館運動の一歩を踏み出した。
移築された建物は木造瓦葺二階建てで、延べ約70坪だった。昭和22年(1947) 4月に完成。一階には事務室、図書館、卓球台、二階には会議室と講座室が設けられ、諸団体の会合や社会教育などに利用された。当時としては、地域住民が自主的に設置・運営する独立公民館の先駆的な事例であった。
旧田之筋公民館は昭和50年(1975) 10月に現在の建物へ建て替えられた。平成19年(2007) 2月には公民館発祥の地記念碑設立検討委員会が発足し、同年10月28日に記念碑が除幕された。
なお、西予市では令和5年(2023) 4月から地区公民館を地域づくり活動センターへ移行しており、現在の施設名称も田之筋地域づくり活動センターとなっている。
写真
碑文
公民館
発祥之地西予市長 三好幹二
敗戦の復興希う邑のリーダーたちの発議により、役場に隣接する畑を整地し、青壮年の労力奉仕と相俟って養蚕舎を改造移築、その名も健民館と銘し、その姿を現したのは昭和二十二年四月である。
一階に事務室、図書室、卓球台を置き、二階は会議室、講座室を設け、小なりとは云え、当時『村の茶の间』の機能を持つ館は、全国的に珍しく、県下筆頭の出来事であり、識者の羨望を集めていた。
ここに公民館発祥の地を後世に伝えるため記念碑を建立する。平成十九年十月吉日
梶原景久撰
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