ラベンダー 発祥の地
らべんだーはっしょうのち
札幌市営地下鉄南北線 真駒内駅から 南西に4km。北海道東海大学札幌キャンパスの南に500m位の場所に南沢神社(札幌市南区南沢3条4丁目7-5)がある。神社境内の下の道沿いに 碑が立っている。
発祥碑周辺のラベンダー花は 数が少なく, うっかりすると見過ごしてしまう。 もっともラベンダーを見たい人は, 近くにある北海道東海大学がよいだろう。 平成14年(2002) より3ヵ年計画で「ラベンダーキャンパス化計画」を実施し, これまでに 3,600株のラベンダーを植え, シーズンには大変美しい花を咲かせている。
写真
碑文
ラベンダー発祥の地
ラベンダーの原産地南フランスで昭和12年曽根田政治氏がその種子を入手し3年間の試験栽培を経て昭和15年に南ノ沢農場を開設して日本で初めて香料原料として本格的にラベンダーの苗を栽培しはじめた。
最盛期の昭和30年代には紫の絨毯を敷いたかのような美しい風景が広がりその素晴らしさは今でも語り継がれている
この貴重な事実を継承しラベンダーを南沢のまちづくりの象徴とするためここにその由来を標す。南区南沢町内会連合会
南沢まちづくり協議会南沢のラベンダーの歴史
- 昭和12年(1937)
- 曽田香料(株)の創業者である曽田政治氏が、 フランスのアントワン・ヴィアル社からラベンダーの種子を5kg入手する
- 昭和13年(1938)
- 札幌、北見、千葉、倉敷でラベンダーの試験栽培を実施した結果、 北海道が栽培に最も適しているとの結論を得る
- 昭和15年(1940)
- 南沢の地に同社の「南ノ沢農場(主任 麻田正吉氏)」が開設され、 本格的に植付けが開始される
- 昭和16年(1941)
- 北海道岩内郡発足村(共和町)に同社の直営農場が開設される
- 昭和17年(1942)
- 南沢及び岩内の農場に蒸留器が設置され、 日本最初のラベンダーオイルが採取される
- 昭和23年(1948)
- 北海道上富良野地区でラベンダーの委託栽培が開始される
- 昭和47年頃(1972)
- 安い輸入香料などの影響を受け、 ラベンダー栽培事業が衰退に向かう
- 昭和55年(1980)
- ㈱サッポロ曽田農場解散