日本 吹奏楽 発祥の地
にっぽんすいそうがくはっしょうのち
横浜の山手公園の南側に妙香寺(中区妙香寺台8)があり、境内に碑が建っている。
明治初年、イギリス海軍軍楽隊を見た薩摩藩の藩主が軍楽隊の演奏に魅了され、洋式化を推進するために指導を要請した。これに応え横浜にいたイギリス陸軍第10連隊軍楽隊の隊長・フェントンより指導を受けた「薩摩藩洋楽伝習生」が「日本の吹奏楽」の始まりとされる。フェントンは後に日本の国歌「君が代」(初代)を作曲している。
32名の"伝習生"は、楽譜の読み方から楽器の演奏法までを連日練習の結果、40日後には山手公園において初の演奏会を開催するまで上達したという。明治4年(1929) に「薩摩軍楽隊」は日本陸軍・海軍の軍楽隊に受け継がれた。
他に「國歌君代発祥之地」の碑もある。
写真
碑文
日本吹奏楽発祥の地
島津忠秀書
碑文
明治2年(1869年)10月,薩摩藩の青年藩士 30余名が当妙香寺に合宿し, 英国陸軍第10連隊第1大隊所属 軍楽隊の指導者,ジョン・ウイリアム・フェントン(John William Fenton)から 吹奏楽を学んだ。
これが日本人による 吹奏楽団創立の序であり,吹奏楽活動の緒となった。
発祥から120年にあたるこの年日本吹奏楽が悠久に発展することを祈念し, ここに吹奏楽界同士に誘い,これを建立。 謹んで日蓮宗本牧山妙香寺に献呈するものである。平成元年(1989年)9月8日建立
日本吹奏楽発祥の地記念碑建立発起人会
代表 春日 學
記念碑建立発起人会
(芳名略)
日本吹奏楽発祥の地記念碑
建立の募金者御芳名(芳名略)