西洋 理髪 発祥之地
せいようりはつはっしょうのち
横浜の山下公園 の西隅 海際 に, 白い円柱状の彫刻が建っている。近づいてみるとそれは 頭髪をセンター分けにした男の頭をかたどったものである。
ここが「西洋理髪発祥の地」。彫刻の下に“ザンギリ頭をたたいてみれば・・・” という説明文がついていた。(2000/4)
その後 山下公園の改修工事により, この碑は 山下公園のほぼ中央に場所を移された。 ザ・ホテルヨコハマの向かい側あたり, 道路から少し海側に入った まばらな林の中である。 (2004/2)
なお、碑がある山下公園は大正12年の関東大震災前は海だったので、この地が発祥地というわけではなく、「横浜に」という意味である。
令和3年(2021)、小倉虎吉が初めて西洋風斬髪所を開業したとされる中華街に新たに西洋理髪発祥の地碑が設置された。
→ 西洋理髪発祥の地
写真
碑文
西洋理髪発祥之地
横浜市長 細郷道一 書
――ザンギリ頭をたたいてみれば
文明開化の音がする ――安政の開港とともに, 生活様式の洋風化が進むなか, 政府の「断髪令」に先がけ, 明治2年(1869年)横浜に我が国初の 「西洋理髪店」が開業され, 欧米風「ザンギリ頭」 は文明開化の一翼を担うこととなった。
平成元年11月
- 彫刻名
- 「ザンギリ」
- 彫刻制作
- 木村 賢太郎
- 寄贈
- 神奈川県理容環境衛生同業組合
- 全国理容環境衛生同業組合連合会