日本 洋裁業 発祥 顕彰碑
ようさいぎょうはっしょうけんしょうひ
みなとみらい線 元町・中華街駅の 中華街口 を地上に出たあたりに, ホテル・サンポートがある。ホテルの入口に赤い台石に乗った明治期の婦人像が飾られている。これが洋裁業発祥の碑である。
平成16年(2004) 2月に 地下鉄・みなとみらい線が開通し, ホテル・サンポートに隣接して 横浜・中華街駅の出口が新設された。その小さな建物は レンガ造り(風)の レトロな建造物になっていて, 壁面に 説明が書かれている。
この場所にあった「ビンセンド商会」が 日本で最初の洋裁店であったらしい。
ホテルサンポートは平成19年(2007) に営業を終了し、解体。建て替えて賃貸マンション メトロタワー山下町となった。余裕のない人種が増えたらしく、いつも放置自転車に満ちた空間となった。
写真
碑文
日本洋裁業発祥顕彰碑
平成七年十一月二十四日建立
日本洋裁業発祥顕彰碑建立委員会
日本洋裁業発祥顕彰碑建立
碑文1863年 (文久3年) 英国人ミセス・ピアソンが 横浜居留地97番にドレス ・メーカーを開店したのが 横浜の洋裁業の始まりである。その頃から在留西洋婦人は 自家裁縫のため日本人足袋職人・和服仕立職人を入仕事として雇い、これにより婦人洋服仕立職人が育った。
以来130有余年、先人達の偉業を称え、その精霊をモニュメントに表徴して永く後世に伝えるべく、洋裁業発祥の地たる横浜に、日本洋裁業発祥顕彰碑を建立する。1995年(平成7年)11月24日
Dressmaking in Yokohama was born in 1863 when a British woman, Mrs.R.C.Pearson, opened the first dressmaking shop at #97 of the Foreingn Settlement of Yokohama. From that time, western women residents employed Japanese Kimono and Tabi (split toed socks) makers, ensuring that the art of western dressmaking would be cultivated. At the present, more than 130 years have passed. In order to commermorate the great achievement of these people, we raise this monument to communicate to future generations the contribution of the spirits of those pioneers that would establish Yokohama as the Japanese cradle of western dressmaking.
記念碑建立協力一覧
(団体・個人 芳名略)
平成7年11月24日 日本洋裁業発祥顕彰碑建立委員会